個人用の住宅、あるいは投資用不動産を売る場合に念頭に置くべきことの一つに、演出をして物件を売る、ということがあります。
自身や家族のための家を探しているときには、誰でも綺麗で整然とした物件を欲しがるものです。
生活館が全くない空っぽの家は寒々とした雰囲気がありますし、外壁など外側が完璧に整備されていたとしても、冷たくて決して家庭的な印象を与えることは難しいものです。
それを解決する方法の一つとして、家具を部屋に配置しておく、というものがあります。
これまで使っていたものでもいいですし、レンタルしたものでも構いません。家具を置いておくだけで、屋内が家庭的な雰囲気に一気に様変わりします。
収納棚やテーブルといった大きなものだけでなく、壁に掛かった鏡やプラントなどの小物も効果的です。
リビングルーム、ダイニング、寝室、バスルーム。この4つだけでも家具を用意してみてください。
購入者は、基本的にこれらの部屋を見て家の購入を決定するものです。だから最低でもこれら4つの部屋がきれいに整頓されて、活気があるように見せることがとても大切になります。
注意点としては、演出用の家具や置物は、決して高価なものを使わないということ。見物客がみな善人とは限らないということも、念頭においておく必要があります。