今日、不動産の取引情報は一般企業や個人でも一定範囲で入手できるようになってきました。
不動産投資の対象となるような物件については、地域や物件の用途などの区分により一定の相場観が生まれ、多くの投資家の目に触れるようになっています。
不動産の市場化によって、売買の価格のほか、賃貸物件なら賃料や管理費、建築費など、どの程度の投資で利益はどれくらい出るのか、といったことも予測しやすくなっています。
こうした情報開示の広がりと共に、不動産の市場化も発展する。このことにより、不動産ビジネスの競争も高まるようになってきているといえます。
企業であればコスト削減やサービスの付加価値を上げるといった差別化を図りますし、投資家も国内だけでなく、投資銀行やオポチュニティファンドなど海外の投資家も参入するようになり、競争激化と管理コストの低下をもたらしています。
この傾向は今後もさらに続いていくと思われます。