不動産投資の指標

不動産投資のリスクの指標の1つ「標準偏差」は、不動産の過去の収入や利益の実績、さらに今後の見通しを一覧にして、年間のリターンの平均値から毎年のリターンのバラツキを算出し、それをリスクの大きさとして見るという方法です。

不動産投資におけるリスクは利益の「不確実性」という意味で、リスクの少ない国債への投資よりも期待されるリターン（収益）が大きくなるミドルリスク・ミドルリターンの商品です。不動産固有の不確実性要素を踏まえておくことが重要です。

不動産投資の際の判断材料として最初に用いられるのが、単年度基準の投資利回り、すなわち単年度を基準として投資収益性を示す指標です。投資利回り＝純営業収益÷総投資額という式で出されます。

不動産投資の判断基準は多岐にわたります。投資目的にあわせていくつかの指標を組み合わせることで、総合的に判断することが主流となっています。