不動産投資の代表例は、物件の転売です。家を少し手直しして売りに出したり、改修が必要な物件を買ってきれいに修理し、高く売ることによって利益を得る、というビジネスモデルです。
この方法は、リスクはありながらも投資家が短期間で利益を上げるビジネスの一つとして知られています。
あなたが将来的に不動産投資を考えているのなら、最初に以下の点を押さえておきましょう。
【1】趣味ではなくビジネスとして取り扱う
あまりにも多くの投資家が投資に対して真剣に取り組んでいません。ビジネスは「時は金なり」で、家が売れないとその期間の費用はあなたに掛かってきます。このようなことのないように、計画を練り、スケジュールを作って根気よくやってください。
【2】強いマインドを持つ
利益を得るため行うビジネスですから、例えば購入時に値切ることに憶病になってはいけません。物件を安く買って高く売る能力はあなたに必須の能力となります。ここができなければ、高収入を得ることは難しくなるでしょう。
【3】マーケットに注意を払う
アメリカでは、何年も前から兆候があったにも関わらず、住宅市場の破たんで多くの投資家が職を失いました。不動産は、価格が一定水準に達しなければ利益を出せません。改修費用が掛かったのに売れないという状態を避けるには、マーケットの動向にも注意を払わなければなりません。
【4】予算に合わせる
初めて不動産投資のビジネスをする人は、事業投資より物件の仕上がりのほうに熱心になりがちです。実際、あなたが取り扱う家を自らの好みに変えていくことはとても楽しめますし、最終的にその物件が売れたなら、満足度も高いでしょう。
しかし、あなたの個人的な好みに合わせたものが売れるかどうかを判断することは、初めて投資を行う段階ではできないはずです。どんな家にしたいかを優先させるのではなく、むしろ自分の好みを予算に合わせてください。