かつてのような土地神話が生きている時代には、毎年地価の上昇によって利益が得られるため、不動産の利用価値はそれほど重視されていませんでした。
むしろ土地を持っているだけで利益が出るので、更地のまま何も建設しないというほうが得策であると判断されるケースもありました。
しかし近年では、地価の上昇率がそれほど見込めないだけでなく、場合によっては大きく下落することも多々見受けられます。そのような状態で土地を持っているだけでは、なかなか利益を見込めないというのが現実です。
そこで、賃貸物件を建てるのか、あるいはオフィス用ビルを立てるのかといった、土地の活用方法もとても重視されるようになりました。
特に商用地などでは地価の上下変動が大きくなり、その利用価値によって二極分化が進むようになってきています。