デューデリジェンスの法的調査は、不動産の権利関係(所有者、テナント契約、トラブルの有無など)や、所有権・賃借権の登記の把握から始まります。
そして、第三者対抗要件(すでに効力の生じている権利関係の変動などを第三者に主張するための要件)が整っているかも確認します。
行政法規への遵法性
建築基準法、都市計画法など行政法規に不動産が適合しているかの確認も大切です。建築当時は適合していても、法令改正によって適合しなくなってしまうケースも発生するからです。
現在の法令に適合していない建築物を「既存不適格建築物」と呼び、その建物を新たに建て替える場合、同じ建物は立てられません。(法令違反とはなりません)