もう一つ、家を売りやすくする演出の方法として、
香りにも注意を払ってみることが大切です。
新しい家には木材などの新鮮な匂いが
独特の香りとして効果を発揮しますが、
中古の家の匂いの問題というのも購入者の判断に
影響を与える可能性があります。
そうした香りの問題を解消するには、
香りつきのろうそくやポプリウォーマー、
乾燥したポプリ、新鮮な切り花や空気清浄器で
香りを演出するということを試してみてください。
ただし、あまりにも強い匂いを残してしまうと
逆効果となる場合もありますので、
ほのかに香る程度の演出が調度よいでしょう。
家具を置いたり香りを演出したり、
ちょっとした手間をかけてみることが、
迅速に物件を買ってもらう可能性を上げるポイントとなります。
個人用の住宅、あるいは投資用不動産を売る場合に
念頭に置くべきことの一つに、演出をして物件を売る、
ということがあります。
自身や家族のための家を探しているときには、
誰でも綺麗で整然とした物件を欲しがるものです。
生活館が全くない空っぽの家は寒々とした雰囲気がありますし、
外壁など外側が完璧に整備されていたとしても、
冷たくて決して家庭的な印象を与えることは難しいものです。
それを解決する方法の一つとして、
家具を部屋に配置しておく、というものがあります。
これまで使っていたものでもいいですし、
レンタルしたものでも構いません。
家具を置いておくだけで、
屋内が家庭的な雰囲気に一気に様変わりします。
収納棚やテーブルといった大きなものだけでなく、
壁に掛かった鏡やプラントなどの小物も効果的です。
リビングルーム、ダイニング、寝室、バスルーム。
この4つだけでも家具を用意してみてください。
購入者は、基本的にこれらの部屋を見て家の購入を決定するものです。
だから最低でもこれら4つの部屋がきれいに整頓されて、
活気があるように見せることがとても大切になります。
注意点としては、演出用の家具や置物は、
決して高価なものを使わないということ。
見物客がみな善人とは限らないということも、
念頭においておく必要があります。
外壁や植木の他に、物件の外観を
よりよい印象に見せるものは何でしょうか？
一つは庭の地面。綺麗に整えられた芝生は、
それだけでとても魅力的です。
もし芝生のない家でしたら、
庭に小さな池などを作るのもひとつの方法です。
次に入口から玄関にかけての歩道部分。
さらに家周りの道路もきれいにしておくのも大切です。
これらは小さなことかもしれませんが、
印象というのはそういった細かな部分で決まるもの。
そこに磨きがかかっていれば、
最も大きな印象を与えられるものです。
買い手に家の購入を検討させるために必要な第一歩として、
時間をかけて取り組むようにしましょう。
社会人としての身だしなみと同様、
不動産物件の第一印象というのも、とても大切です。
外観はまさにその家の第一印象。
家を売ろうとしている方は、時間をかけて家の外観を整え、
買い手にアピールできるようにしておきましょう。
買い手が特に気にする主なポイントは・・・
●外壁のペンキが剥がれていたり色が褪せていたりいないか
少し離れたところからでも一番目に付くのが外壁の汚れ。
塗装が剥がれていたりヒビが入っていたりいたら、
最初にクリーニングしましょう。
●玄関・窓の状態
玄関のドアや窓もキレイにしておきましょう。
ピカピカに磨かれた窓は、それだけで
とても清潔感を出してくれます。
●植物や花の状態
もしあなたの家の外観がそれほど印象的ではないのなら、
家の周りに植えてある木花の影響もあるかもしれません。
手入れされていない草花や木は、当然悪印象です。
定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
もしあなたが家を競売に出すならば、
およそ最初の２～３週間である程度の目処がつくでしょう。
適正価格と判断されれば、
すぐに買い手の目を引くことができます。
家の価格を決定する前に、相場と比較して
その価格を検証しなければなりません。
価格設定を間違えてしまえば、
多くの買い手を失うことになります。
国内市場は最近非常に競争率が高くなっていますので、
家の価値そのものをいかに高くできるかも重要になります。
そして、不動産業者が価格を設定するのではなく、
売り手が価格設定の主体者であること、
そのことを忘れないようにしましょう。
家 を 購入 する場合､一般に 買い手 側は､
価格 をリストアップﾟしその中で一番良いものを選びます｡
もし価格が高過ぎた場合､ほとんどの買い手は
再考してくれなくなります｡
ですので､価格設定は慎重に行わなければなりません｡
相場 に基づいた適正価格を設定すれば､
買い手の注意を引くことができます｡
最終的に決断してもらえる価格にすること､
それがとても重要です｡
利益を優先するあまり、物件の価格が
高く設定されすぎているケースが多く見られますが、
買い手は当然ながら高額の物件を避けますので、
無理な高値設定は回避しましょう。
買い手の購入意欲は、物件のある場所によって
大きく左右されます。
買い手に魅力的な土地にある物件であれば、
高額の設定も可能になるかもしれません。
しかしあまりにも高すぎると思えば、
もうそれ以上見ようとはしませんので、
価格設定のバランス感覚が非常に問われることになります。
